人工知能・データ分析コンサルタントの選び方

人工知能の開発・導入やデータ分析に関するコンサルタントを選ぶ際には、①知識と実戦経験が豊富であること、②自社の状況を理解してくれること、③打ち手につながること、④人としての相性が合うこと、を基準として選ぶことをおすすめします。

最近では、人工知能・機械学習が徐々に有名なものにありつつあり、人工知能・機械学習系に強みを持つデータ分析コンサルタントも増えつつあります。いわゆる一般的な経営コンサルタントと違い、まだまだ発展途上な分野でもあります。社外パートナーとしてどんなコンサルタント(あるいは技術者)とお付き合いするか、も重要なポイントです。ここでは、特にデータ分析や分析技術開発のコンサルタントとして、どんな人を選べばよいか、その考え方をご紹介します。

①知識と実戦経験が豊富であること

データ分析に関する知識を有すること、そして実際にデータを分析してその結果をビジネスとして活用した経験が豊富であることは、当然ながらコンサルタントとしての必須条件になります。

特に、データ分析を行う際に、自分でデータベースを叩いたり、コードを書いたりした経験があるとスムーズです。全く自分でコードを書いたことがないコンサルタントの場合は、「その分析がどれだけ大変か」理解していないこともあります。ある数字を作るのがどの程度大変かを理解していないと、「理想像を描いてもらったのは良いけど、現場の分析官にいくら伝えても、そんな分析は出来ないと言われ、結果として出てこなかった」で終わってしまうこともよくあります。

また、コンサルタントがコードを書いた経験があると、データサイエンティスト(データ分析官、エンジニアなど)との対話もスムーズになります。データサイエンティストにとって、外部のコンサルタントが「この分析はどういうロジックを組めばできるか」理解していることは、安心感にもつながります。

②自社の状況を理解してくれること

大企業・ベンチャーなどの企業サイズによる特有の状況や、担当者・担当部署の置かれている状況など、自社の状況をよく理解してくれることも、重要な条件のひとつになります。

大企業には大企業の、ベンチャーにはベンチャーの状況があります。大企業であれば説明すべき相手が多くなり、検討のスピードにも時間がかかります。データ分析について、全員のリテラシーが高いとは限りません。説明にもきちんと資料を作成し、合意形成に時間がかかることも多いです。また、役員向けに、とにかくシンプルにデータ分析結果の本質を説明することも求められます。

一方で、ベンチャーの場合、説明は簡素に済ませ、早く成果を出すことや、今までにない革新性が求められます。こうした自社の事情に合わせてくれるかどうか、も重要なポイントです。

また、大手ITベンダーのコンサルタントや、自社製品を持つコンサルタントの場合、コンサルタント自身が、自社製品の営業・販売をしなければならないこともあります。この場合、どうしても自社の製品に限定したアプローチをとらざるを得ないこともあります。それ自体は悪いことでありませんが、結果としてコンサルタントから提案できる解が、どうしても限定的になってしまうケースも出てきます。

③打ち手につながること

どんなデータ分析や人工知能モデル構築の検討も、実際の打ち手につながらなければ意味がありません。コンサルティングの結果、打ち手につながるかどうか、も重要なポイントと考えます。

データ分析に限りませんが、実行レベルまで落とし込まれていないコンサルティングでは、コンサルタントに依頼したにも関わらず、その成果が「絵に描いた餅」で終わることがあります。特に「分析結果を提供します」というコンサルタントに依頼をする場合は、その分析結果がどういう打ち手につながるのか、どういう使い方をするのか、までを発注者がよく考える必要があります。

社外のビッグデータ分析のコンサルタントに依頼をしてデータを分析してもらったが、「あんなことやこんなことが分かりました」というデータの羅列で終わってしまった、ということもよく耳にします。特に「情報提供」を中心とする分析コンサルタントへ依頼をする場合は、あらかじめ「自社の課題は何で、そのためにデータで何を把握したくて、そのためにはどんな情報が必要で、そのためにはこのデータのこういう分析結果が必要」というレベルまで、発注者(クライアント)側がよく把握をしておく必要があります。

④人としての相性が合うこと

最終的には、人間同士の付き合いになりますので、人としての相性も重要なポイントと考えます。

コンサルタントも人間なので、様々なタイプがいます。外部の専門家としてビシビシとリードしてくれるタイプ、話を聞くことに徹する謙虚なタイプなど、様々な方が存在します。プロジェクトやクライアントの担当者によっても、合う・合わないは実際に存在します。

最終的には、信頼できると十分に思えることが大事です。優秀なビジネスマンであることはもちろんですが、人間同士の付き合いですから、相性もあります。どんなに優秀で実績があっても、相性が合わないと思うのであれば、辞めておくことをおすすめします。

正式に発注する前に一度、実際にコンサルティングを担当するコンサルタントにお会いして、合う・合わないを判断することをおすすめします。



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